もう一年・・まだ一年・・・

震災から一年・・・
｢とどけ愛心｣という東日本大震災チャリティーイバザーがありました。
娘もこのイベントにボランティアとして参加。
なにもお手伝いはできなかった私ですが
募金と買い物することで微力ながら参加させていただきました。

日本時間2時46分よりみんなで黙とう・・・


　


　




　　ＷＥ　ＮＥＶＥＲ　ＧＩＶＥ　ＵＰ．


1年前の今日、出かけて帰ってきた私に
山東省出身の同じマンションののおばあちゃんが
何か血相を変えて私に訴えてるんです。
訛りがひどくていつも何を言ってるかわからないのですが
その時もやはり全く分からず、
後からやってきた近所の方が通訳してくれました。
｢日本で大変なことが起こってるよ・・早く帰ってテレビ見て！！
って言ってるよ・・・｣

テレビには信じられない光景が映っていて・・
1年たった今ですらやはりまだ信じられない。
日本人のすべての人がいろいろな思いで
今日の日を迎えたことと思います。


遠い地で何か少しでもできることがあれば・・・
そんな思いで多くの方が賛同して催されたイベント、
何もできずもどかしい思いをしていたものも
少し救われた気がしました。

お疲れ様でした。
ありがとうございました。
この思いが被災地に届きますように・・・・・

やっぱり帰国

先日のチャリティーの記事です。

「きっと立ち直る」と慈善活動＝阪神被災のベルギー大使夫人－北京　

東日本大震災の被災者を支援しようと、北京のベルギー大使館で２６日、震災チャリティーイベントが開かれた。発起人は１９９５年の阪神大震災を神戸で経験したベルギー大使夫人の村田小青さん（４５）＝中国名・顧菁＝で、「神戸が復興したように、日本はきっと立ち直り、もっと災害に強い国になる」と祖国にエールを送った。
　村田さんは中国人を父に、日本人を母に、江蘇省蘇州で生まれ育ち、日本の新聞社に就職。ベルギーの大阪総領事館員だった夫とともに、神戸に住んでいた時、阪神大震災で被災した。
　「自宅が壊れても、取材に飛び出した。記者として伝えたいことがたくさんあったが、（被災者の）悲しい心に踏み入って話を聞かなければならないのもつらかった」と振り返る。
　東日本大震災のニュースを聞いて「何か自分にできることはないか」と北京在住の日本人に相談。大使館の場を提供し、北京日本人会婦人委員会と共催のチャリティーイベントで演奏会などを開催した。約１２００人が集まり、約４３万元（約５４０万円）の収益金は日本赤十字を通して寄付する。【北京時事】

今週から来週にかけてほんの数日ですがやっぱり帰国することにしました。
ここのところ原発の様子を見ていましたが、
なかなかすぐにいい方向に向く・・というわけにはいかないようですね。
今日中国語の授業の後、数日日本に帰るので・・・
と報告したところ、みんなの思った以上のリアクションに
愕然としてしまいました。
「今帰って大丈夫？」と先生と韓国人クラスメイト。
「あ・・電力不足とか水がないとかはあるけど、大丈夫と思う・・・。」
「そんなことはどうでもいいのよ！！放射能よ！！」
関東にも広がる放射能汚染は、日本国内で報じられている以上に
外国では大々的に報じられているようで・・・。
このままでは日本のものはもちろん、日本人がすんなり
中国国内に入れてもらえるのかどうか不安になります。
サーズの時みたいに２週間外出禁止・・なんてならないといいけど
でもウイルスじゃないんだからちょっと偏見があるようにも感じました。

今日娘が学校から帰って来て
クラスに結構首にスカーフしてる子がいるから（特に中国系の人）
「どうしたの？？」と聞くと
「親が、日本からの放射能が心配だから、なるべく皮膚を出さないよに！！って。」
だそうです。

今回のことで日本を大量脱出した中国の人たちのことも聞きます。
中国の人たちの情報収集力は、政府の隠蔽等が多いこともあって
デマも含めて想像を絶するものがあるんだろうから、
きっと日本在住の家族や友達を心配して、その情報を中国から
一気に発信するんでしょう。
毎日日本のニュースを見ていると
日本と中国とでは情報の格差がありすぎるように思ってしまいました。
でも自分たちを守るためには情報に敏感に反応して危険を回避する・・・
そこがもしかしたら、民族性や歴史的背景の違いかもとも・・。

日本に届け～

Ｊａｐａｎ　Ｅａｒｔｈｑｕａｋｅ　ａｎｄ　Ｔｓｕｎａｍｉ　Ｃｈａｒｉｔｙ　
東北関東大震災チャリティが
昨日ベルギー大使館と日本人会婦人委員会の主催で
ベルギー大使館で開催されました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ベルギー大使夫人はお母様が日本人、ご夫妻は阪神淡路大震災も
経験されたそうで、今回の地震に対して何か支援をしたいという
お申し出をされたということです。

　　　

　　　　

こんなにも大勢の北京在住の人たちが
被災者の方々を・・日本を応援しています。
この思い・・・日本に届け～

　　　　　　　　　　　　　　　　

帰国中止

来週の、二男の大学の卒業式のために
今日の午後便でしばらく帰国する予定でしたが、
昨日息子から「卒業式中止になったし、今は帰ってこない方がいいよ」と・・・。
テレビの報道や友達の話を聞くと
首都圏もスーパーの買いだめや計画停電、鉄道の運行削減の混乱、
放射能を心配して、すでに首都圏を脱出した人も多いそう・・・。
昨日いろいろ考えた挙句、今回は帰国中止し、
複雑な気持ちで北京から日本を見守ることにしました。

今日同じマンションの中国の方にこんな話を聞きました。
福島原発の事故を受けて、食塩が放射能物質の害を防ぐ効果があるといわれ、
海が汚染され塩が作れなくなるという噂が中国中に広がり、
各地で塩の買い占めが起こっているそうです。
昆布も同じように放射能汚染に効くということで
売り切れになっているとか。

「食塩にこのような効果はない」
「放射性物質の危害を阻止するためには
毎日3kgの食塩を取り込まなくてはいけない」と中国衛生部。
「これらの人々を困惑させるようなデマを流す、
過剰な買いだめ、便乗した悪質な値上げ、
市場に混乱を及ぼすなどの違法行為を徹底的に取り締まる」
と国家発展改革委員も発表したそうです。

「塩売り切れました」　中新網より
　　　

すでに韓国人のス－パーの塩も買い占められたそうで
韓国人の友達が嘆いていました。　　
そればかりか、海鮮は絶対に食べたらいけない・・・とか、
日本食は絶対食べちゃだめ！！などと言う話が広がって、
日本料理店は頭を抱えているということ。
放射能の数値も人体に害のあるものじゃないよ！！といくら説明しても
（私の説明じゃ説得力もない・・・・）
聞く耳持たず・・・もうその噂は止められないようです。

中国の塩のことはさておいて
日本のスーパーの買いだめは、
どこで噂のスイッチが入ったのか、
被災者の方々のことを考えると、あまりにも自分勝手な気がします。
でも実際そういう状況において
やっぱり自分も買ってしまうんだろうな・・・とも・・・。

心痛みます。

日に日に広がる地震の被害の状況に、とても胸を痛めています。
テレビの映像から見てとれる光景は、現実のものとはまだ思えない
いまだかつて見たこともない悲惨なもので
被災された方には、ただただ心よりお見舞いを申し上げ、
そしてご家族のご無事をお祈りいたします。

日本にいる家族にも、なかなか連絡は付かなかったけど
当日は何とか２時間半かかって、歩いて家まで辿り着いたとメールがあり
胸をなでおろしたと同時に、その緊張感がじわじわ伝わってきました。

北京からは何もできず、ただ祈るばかりですが
ＹＡＨＯＯからネット義捐金ができるというのを知り
気持ちばかりの募金をさせていただきました。
このネット義捐金は、すごい勢いで集まっているそうです。

いろいろな国の方々・・すごく心配してメールくれたり電話くれたりします。
各国のテレビでは、日本人の秩序の正しさや、地震に対する意識の強さ、
忍耐強さを尊敬に値する・・・と報道していると言います。
これから大変なことがまだまだ待ち受けていると思いますが
乗り越えてくれると信じています。

まだまだ強い余震もあるということ・・
そして心配される二次災害・・・・。
どうぞどうぞ皆様くれぐれもお気をつけて・・・。
被害がこれ以上広がらないようにただただお祈りします。