街でよく見かける光景・・・

公園や観光地で、こんな光景がいきなり目に飛び込んできて
どひゃっとビックリすること・・・・多いです
これ結婚写真の撮影なんです。

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　

中国の人の写真への執念はすごい～
観光地での写真や記念の写真を撮る時のベストポジションや
ベストショットへのこだわり・・・
一枚の写真にかける情熱は想像を絶するものがあります。
待ってる人がいようが、まわりに迷惑かけようが、
老いも若きも人目をはばからずモデル並みのポーズで、
「茄子（チエ‐ズ）！！」

とりわけ結婚写真は、結婚前に一日がかりで、
遠隔地の風光明媚なところにロケ？なんかにも行ったりして
ド派手な演出は年々エスカレート・・・
家宝ともいえるような高価な思い出の一冊を作ります。

　　　　　　　　　　　　　これは先日の結婚式・・・

結婚式自体は、日本人の感覚と違い、全く堅苦しくなく、
式の進行も一応あるはあるけど、ぶっつけ本番で行き当たりばったり
みんな遅れてくるわ早く帰る人もいるわ、式に出る人の服も
まったく自由で様々・・・。

　　　　　　　　　　

結婚式の前日に、ちょうど結婚写真が出来上がるっていうので
一緒に写真屋さんへ・・・。
撮影の部屋以外に、でっかい美容院みたいな部屋、
そこにはヘアメークさんが何人も
衣装室には何百枚っていう衣装・・・
女性用だけじゃなく、男性用の種類もかなりのもの。
彼女たちが選んだのは６種類の衣装・・・
２冊のアルバム＋写真の時計＋部屋に飾るでっかいパネル。
これで標準セットらしいけど、
なかには年収ほども結婚写真にかける人もいるそうな・・・・。
ここずっと先まで予約でいっぱいだって・・・


　　

　　　　　　ちょっとぼかしでアルバムのほんの一部を紹介・・・。
　　　　
　　　　　
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしあわせに・・・・　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　

柳絮飛ぶ・・・

今日の北京・・・最高２６度。
一気に初夏っていう感じの陽気です。
韓国人の友達と簡単なお弁当を持って、市民の憩いの場所元大都遺跡公園へ。




なんだか鼻がむずむずすると思ったら・・・・・
　　　　よくよく見ると・・ズームアップ

　　　　　　　　あ～もうこんなに柳絮が舞ってる～


　　　　柳（やなぎ）の絮（わた）と書いて柳絮りゅうじょ（または楊絮）、
　　　　柳の実が綿のように飛び散っているのだそうですが、
　　　　実は↓のようなしだれ柳ではなく、
　　　　白楊（パイヤン）と言われる
　　　　ヤナギ科の落葉高木でポプラの一種の実ということ。
　　　　春・・・とくに５月ころの風物詩として、
　　　　古くから漢詩等によく詠み込まれています。
　　　　柳絮舞う頃・・なんていうと
　　　　懐かしく北京の春を思い出す方は多いようです。
　　　
　　　　

でも実際は柳絮が埃と合体し、そのためアレルギーの人も多く
公園でお昼食べてると、鼻に入るわ、食べ物にくっつくわ・・・
バスの中や家の中まで入ってくることも多く、
北京に住んでいるものには結構な嫌われ者となっています。
　　　
　　　　　
　　　　　　　まるで吹雪・・・・・

本当の幸せ・・・

３月でもまだまだ寒かった胶州・・・・・。
農村の家には必ず暖炕っていうオンドルみたいなのがあって
以前には北京にもあったそうだけど今はほとんど見かけないようです。

　　　　

ここで温められた煙が、熱が通りやすく冷めにくい石を張った床の下を通って、
部屋全体を暖める・・・・
なんだかホカホカやさしいぬくもりなんです。

　　　　　　　　　　　　　　

部屋はたくさんあっても暖炕があるのはこの部屋だけ・・・。
当然家族は食事はここで、食事の後もみんな自然に
この床の上や床の周りに集まって
瓜子（向日葵の種）を食べてはいろいろ話して、
いつも笑いが絶えなく本当に仲がいい・・・・。
どの人もこの生活に満足して幸せでしょうがないって顔してる・・・。

今日本で盛んに節電のためにリビングにみんな集まって・・
なんてにわかに節電喚起しているのを、まさに実践してる感じ。
こちらの二人は新婦の双方のおばあちゃんたち。
父方のおばあちゃんはここに、もう一人はすぐ近所に住んでいます。

料理にはプロパンガスもあるけど、大体はこのとうもろこしの
芯の部分を燃料にしたかまどが主・・・。
農家の屋上にはどの家もほとんどソーラーパネルがあり、
進んでるって思いきや、普段は井戸水しか使わない・・・。
食器洗うのも井戸水、洗濯も井戸水で手洗い・・・
洗濯機ちゃんとあるのにね・・・。
洗顔も歯磨きも水道に慣れている者にとってはちとつらかった・・・
あ・・トイレはもちろん外です
といっても、小さいころ母の実家が農家で、こんな感じの暮らしだったこと・・・
懐かしく思い出しました。

　　　　　　　　　　　　

　　　　

この赤いビニールにくるまれたもの・・・
山東名物の人の頭ほどあるマントウ
（饅頭、小麦粉に酵母を加えて作る蒸しパン）です。
これはお祝い仕様
お祝いをくれた人へのお返しなんかに利用するらしい・・・・。

最後の日には、近所の人や親戚の人たちも集まって
一緒に餃子を作って食べました。

　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

北京に帰る時はこのでっかいマントウと魚のマントウ、ここで作ってる落花生・・
結婚祝いの喜糖（お祝いの飴）を山ほど持たせてくれました
魚の形のお母さん手作りのマントウ、
魚の発音＝余るの発音であることから
富がたくさんあって使えきれない・・・と解釈し、
昔から春節や結婚のお祝いには魚は欠かせませんが
特にこの魚の形のマントウは胶州では欠かせないものだそうです。


　　　　　
　　　　　　　　
　　　　

みんなで青島空港まで見送りに来てくれて
（空港で飛行機が見たいっというのもあったみたい（笑））
その暖かさに、お別れした後はじゅわっときて二度と振り向けなかった・・・・
ここでの数日・・足ることを知らない北京の一部の成金の人たちと比べては
世界一幸せな国と言われるバヌアツとかブータンの事なんかも
ふと思い出し、本当の幸せって何かな・・・と考えさせられました。

山東省へ・・・

先月のことだけど
山東省青島の近く、胶州ってところに行ってきました。



以前日本の会社の工場に働きに来ている中国の子たちに
日本語を教えていたんですが、
ちょうどその時２０歳前後だった彼女たちが今は適齢期・・・。
その中の一人が胶州で結婚するので、
是非式に出て欲しいというお誘いがあり、出席してきました。

大都会の青島から車で１時間ちょっとの胶州・・・・・。
胶州の街から少し離れたところにある彼女の家は農家で、
私が着いた昼過ぎにはもう親戚や近所の人たちが集まって
結婚式前日の前祝いが始まっていました。
男性女性に分かれて大盛り上がり・・・。
朝早くから、家に料理人が来て延々と料理を作っているそうで
次から次へと料理が運ばれます
こんなときに、デジカメ忘れて携帯で







胶州湾に近いので海鮮がとてもおいしかったけど
これをすごくすすめられて困った
土から出てきたせみの幼虫の炒め物・・・高タンパクなんだって！でも無理～

次の日はホテルで結婚式・・・。
でもそれ以外にも新郎の家でもう一度結婚式があるということで
農村での結婚・・は、私たちの想像をはるかに超える一大イベントのようです。

彼女の家で２泊させてもらって農村生活体験（笑）
日本の農村とはずいぶんイメージが違ってタイムスリップしたみたい・・・。
家は広くて新しいけど、作りは簡単で７０万～１００万日本円くらいで建つそう・・・
一人っ子政策とはいえ、農村は男の子ができるまで産んでもいいので
女、女、男の姉弟の長女の彼女は、日本でしっかり働いて
この家を建てるのに大きく貢献したらしいです。
各家の門にはそれぞれにお守りのお札が・・・。








家の前のがちょうは泥棒よけで、知らない人が入ろうとするとつつくらしい・・・

すっかり春！服も春物！

慌ただしかった日本での１週間・・・
電車の中から桜を見るのが精一杯で、
ゆっくり日本の春を堪能できる時間もありませんでした
北京では放射能検査があるかとドキドキしましたが
それもなく、すんなり戻ってくることができ昨日はほっと胸をなでおろしました



北京はたった１週間で一段と春色が濃くなっていました。



今日は最高２１度・・・バイクタクシーに乗ると気持ちいい！！

学校の帰り、最近よく行く近くの飲茶の店へ・・・。
お昼に行くと必ず行列・・・




望京でこんなお手頃でおいしい飲茶が食べれるなんて・・・
といつも感動してしまいます



そしてその帰りには同じビルに入っているアウトレット？？の店へ・・・。
最近開店したこの店、結構掘り出し物があるんですよ～
アメリカやヨーロッパのブランドが中国の工場で作って、
輸出する前にはねられた商品を置いてる・・・こちらでは外貿折扣店
と呼ぶんですが・・・。



ただ欧米向けなのでサイズがかなり大きい・・
でもこちらではリフォームも安いので、
リフォーム代を入れたとしてもお買い得価格
日本でほしいブラウスがあったけど、試着すると買いたくなるし
値段を見るとぎょっとするような値段・・・
同じようなのがないかな～っと探しに行きましたが
残念ながら同じようなデザインはなく、全然違うのを買ってしまいました



ここでは試着もほんとに適当・・何着持って入ろうが、
試着したまま他のを探しに行こうが、試着室があるのに外で試着してる人もいる・・・
今日は試着して出てくると、外で試着してた人が
「あんたの持ってるのちょっと試着させて！」なんて取られてしまいました
いくら試着しようがお店の人も見にも来ないし
「小さいサイズある？？」って聞いても「ないのよ～！」で終わり。
でも自分で探すとあったり・・・
こんな適当なとこ・・イライラもするけど
この自由さが何かほっとするような・・・

この店は試着室がちゃんと整っているけど
市場や小さい店では布切れで臨時に試着室を作る、こんな光景もよく見かけます
　　　　　
　　　　　　　

　　　　　　　　有名なビッグブランドも結構あります。
　　

ラベルは全部切り目を入れているので偽物ではないと思うんだけど、
偽物じゃないとも言いきれない・・・。



北京では春物を着られる期間って本当に短いんですが
それでもやっぱり春が来ると春物・・・買いたくなってしまうんですよね・・。