· 北京筆記本 本当の幸せ・・・ 忍者ブログ
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北京から帰ってきましたが、がんばって細々と続けます。 よろしくお願いいたします。
2024年11月23日 (Sat)
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2011年04月13日 (Wed)
3月でもまだまだ寒かった胶州・・・・・。
農村の家には必ず暖炕っていうオンドルみたいなのがあって
以前には北京にもあったそうだけど今はほとんど見かけないようです。

    

ここで温められた煙が、熱が通りやすく冷めにくい石を張った床の下を通って、
部屋全体を暖める・・・・
なんだかホカホカやさしいぬくもりなんです。

              

部屋はたくさんあっても暖炕があるのはこの部屋だけ・・・。
当然家族は食事はここで、食事の後もみんな自然に
この床の上や床の周りに集まって
瓜子(向日葵の種)を食べてはいろいろ話して、
いつも笑いが絶えなく本当に仲がいい・・・・。
どの人もこの生活に満足して幸せでしょうがないって顔してる・・・。

今日本で盛んに節電のためにリビングにみんな集まって・・
なんてにわかに節電喚起しているのを、まさに実践してる感じ。
こちらの二人は新婦の双方のおばあちゃんたち。
父方のおばあちゃんはここに、もう一人はすぐ近所に住んでいます。

料理にはプロパンガスもあるけど、大体はこのとうもろこしの
芯の部分を燃料にしたかまどが主・・・。
農家の屋上にはどの家もほとんどソーラーパネルがあり、
進んでるって思いきや、普段は井戸水しか使わない・・・。
食器洗うのも井戸水、洗濯も井戸水で手洗い・・・
洗濯機ちゃんとあるのにね・・・。
洗顔も歯磨きも水道に慣れている者にとってはちとつらかった・・・
あ・・トイレはもちろん外です
といっても、小さいころ母の実家が農家で、こんな感じの暮らしだったこと・・・
懐かしく思い出しました。

            

    

この赤いビニールにくるまれたもの・・・
山東名物の人の頭ほどあるマントウ
(饅頭、小麦粉に酵母を加えて作る蒸しパン)です。
これはお祝い仕様
お祝いをくれた人へのお返しなんかに利用するらしい・・・・。

最後の日には、近所の人や親戚の人たちも集まって
一緒に餃子を作って食べました。

     

             

北京に帰る時はこのでっかいマントウと魚のマントウ、ここで作ってる落花生・・
結婚祝いの喜糖(お祝いの飴)を山ほど持たせてくれました
魚の形のお母さん手作りのマントウ、
魚の発音=余るの発音であることから
富がたくさんあって使えきれない・・・と解釈し、
昔から春節や結婚のお祝いには魚は欠かせませんが
特にこの魚の形のマントウは胶州では欠かせないものだそうです。


     
        
    

みんなで青島空港まで見送りに来てくれて
(空港で飛行機が見たいっというのもあったみたい(笑))
その暖かさに、お別れした後はじゅわっときて二度と振り向けなかった・・・・
ここでの数日・・足ることを知らない北京の一部の成金の人たちと比べては
世界一幸せな国と言われるバヌアツとかブータンの事なんかも
ふと思い出し、本当の幸せって何かな・・・と考えさせられました。




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