· 北京筆記本 忍者ブログ
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北京から帰ってきましたが、がんばって細々と続けます。 よろしくお願いいたします。
2024年11月25日 (Mon)
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2011年08月01日 (Mon)
北京国際網球挑戦賽 北京インターナショナルチャレンジャー
7月30日~8月7日まで国家網球中心で開催されています。
この二日間観戦に行ってきました。



今は予選なので観客はあまりいませんが、
日本人選手がたくさん出場しています。

日本では有名な選手なのに、世界では予選からこうして戦わないといけないとは
テニスの世界ははやっぱり厳しいです


                    吉備雄也選手


                    佐藤文平選手


                    三橋淳選手


                    手塚玲美選手

手塚さんは試合が終わると私たちの方にわざわざ来てくださり
「あなたたちの応援が本当に心強かった~ありがとう!!」
と言ってくださったんです光栄過ぎる
美しくて素敵な方でたちまちファンになってしまいました~
予選の観客は中国人ばかりなので
日本人選手の試合はあちこちまわって応援しました。
まだまだ勝ち残ってる選手も、そして本選からの参戦選手も大勢います。
行ける限り通って応援したいと思います




  

中国女子はやっぱり若い選手がいっぱい育ってる感じがするし
なんといってもあのスタイルの良さかっこよすぎる~~
ウェアのセンスもいっときに比べてかなりの進歩です
※上の2枚は中国のシャラポワとの噂の高い新星、趙迪18歳


それに引き換え観客マナーは・・・・・

       

この二人のちびちゃんずっとこの状態でおしゃべり・・・
サーブの時に集中できない中国選手がガン見するも動じず
審判が注意しても動じず、ずっとこの状態
私も何度も二人に注意したけど、反応なし・・・
あー親は全く関知せず後ろで楽しくおしゃべりしてました・・・
スポーツ観戦に対してのマナーの知識がないんじゃ言っただけでは分からない、
誰かがしっかり教えてあげないと・・・。
いくら選手が育って設備が整っても世界に通用するにはまだまだかな


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2011年07月30日 (Sat)
今日は二胡の検定試験。



受験者はほとんど子どもなのに相変わらず親の方が目立つ会場です



道路もずらーっと子どもの送迎の車で埋め尽くされてます

午前の部は8時半始まり・・・
私は受験番号1番なので、8時15分には会場に入って調音をしていたら、
審査員の先生は8時20分にやってきてじゃあ弾いて!!って・・・・。
時間には超適当な中国でもこういうことはあるんですね~

心の準備もそこそこに、後ろに順番を待つ子どもたち何人かの前で
おばさんは弾き始めました。

もう今回で4回目の北京での試験・・・
審査員の先生もいつもの先生で、しかもまた受験番号1番の私に
心なしか「あーまたこいつだー!」みたいな表情をされているようにも
感じてしまいましたが・・・

練習曲2曲はこの辺で切られるだろうという自分の予想に反して
曲の最後の方まで弾かされ、動揺してしまい
音を大きく外してしまいましたが
曲2曲は普段の練習より気持ちが入って落ち着いて弾けました
多分その理由は
①会場は音がすごく響いて気持ちが乗る
②趙先生の前で弾く方がよっぽど緊張する
③よくないとは思いながら目をつぶって弾いたので完璧自分の世界に入れた
・・・というところでしょうか??

なにはともあれ試験は終わりました~~
この解放感・・・たまらないです!
これからは自分の弾きたい曲が弾ける~~
先生には検定試験は受けても意味がない・・とは言われましたし、
なおすべき悪い癖をおざなりにしてきてしまったことは間違いないのですが
この9級まで受けるという目標があったからこそ、
何とか練習をがんばってこれたかな・・・という気もするし、
中国曲を少しは深く理解できた・・・のかもしれません。

今回弾いた江河水・・・これからもずっと弾き続けていきたい曲です。
紅梅随想・・・これはもう弾くことないかもねヾ(;´▽`A``長すぎて
難しくて辛かった~(ノ_・、)



2011年07月26日 (Tue)
今週土曜日は二胡検定の9級の試験・・・
とりあえずこもって練習してます



前回のレッスン、私の時間の前に若い男性がレッスン受けてました。
曲は豫北叙事曲・・ちょっと洗練されてない弾き方って気もするけどすごく上手!
なのに趙先生はすごく不機嫌な様子。
「君は練習の仕方を間違ってきたようだ。
何が理想だ??目標はなんだ?コンクールか?
だったら技術だけ磨けばいい、技術アップなら弟子を紹介してあげるよ。」

どうやら二四、五歳くらいのこのお兄さん、弟子入りしたくて
田舎から出てきたらしい。
でも彼そう言われて、にこにこしながらも引き下がらず
「いや・・先生のレッスンを受けたいんです。」って・・・。

先生は彼に・・・
「私の二胡が人を感動させるのはなぜだと思う??
3歳から二胡を始めた私はずっと生活のすべてが二胡そのもので
来る日も来る日も二胡ばかり練習した。
それが家庭を持って子どもができ、仕事も忙しくなり
いつしか二胡が私の生活の一部になった。
と同時に幸せな生活や仕事の成功が私の音楽を作り出すようになった。
つまり私の二胡は私の人生そのもので、充実した豊かな人生を送っているからこそ
この音楽が作り出せるんだよ。」
ちょっと訳が適当なんだけど、その淡々とではあるけど力強い言葉に
私もすごく感動してしまいました

彼は「わかります、わかります!!二胡を聴けばそれがわかります!!
だからこそここに来たんです

結局話がまとまらず、先に私のレッスンをすることになったけど
あれからどうなったのかな・・・

それにしても、先生にレッスンしてもらうことは
すごく大変なことなんだ・・・
二胡普及に尽力されている先生は、きっと私が外国人・・・ということで
このレベルでもレッスンしてくれるんだ~と再認識して
胴震いするような思いでした。
しっかりその気持ちに答えないと・・・・



それで私のレッスンはというと・・・
やっぱり音色です
この試験が終わったらいつも指摘されている悪い癖をなおしつつ
音色重視の練習をしていきたいと思います。
先生は長い音短い音、弱い音強い音、高い音低い音、推弓拉弓全ての音の頭は
同じように深く弾力のある音じゃないと・・と弾いて聴かせてくれましたが
ふと、不謹慎にも頭の中で金太郎飴を連想してしまいました
私の場合推弓と拉弓で音の弾力が全然違ってしまう。
初心に戻って一から出直しです




そうそう8月末に日本でちょっとしたボランティア演奏をすることになりました。
イベントの中のほんの10分程度ですが、
二胡友といろいろメールで打ち合わせをしつつ、今からちょっと楽しみです
ただ…日本においてる二胡がどうかな・・ご機嫌がいいといいけど・・

                 

  
2011年07月21日 (Thu)
北京でよく見かける光景・・・



ゴミ箱を回ってペットボトルやビン、段ボールを集める人・・・
北京のごみ箱はどこでもリサイクルできるもの、出来ないもの
2つ設置されているんだけど
実際それを守って捨ててる人は皆無・・・
政府は設置してることだけで安心してそれ以上は要求してないみたい( ̄▽ ̄;)!!



北京のあちこちに廃品回収の店(屋台?大八車?)があります。
うちのマンションの前にも回収のおばちゃんが毎日一日中こうやって座ってます。
ここで買い取ってくれるのは古新聞や古雑誌、ダンボール、ペットボトル・瓶・缶
家電・古靴・古傘・古衣料・ボロ布等なんでもOK。
ちなみにペットボトルは1本1角(1.2円~1.3円)って意外にいいお値段
20本集めると優に朝ご飯食べれちゃう・・



うちのご近所に朝早く近所を回って袋いっぱいのペットボトルを集めるのが
趣味?のおじいちゃんやおばあちゃんがいるんです。
私がゴミを捨ててもたちまち見に来て中を物色するので
最初はすっごく嫌だった・・・・
なんでそんな乞食みたいなことするの??って・・・・
でもそれを廃品回収で買ってもらってちょっぴりお小遣いを稼ぐのが
楽しみって・・・それは責められないですよね・・・
実際このおじいちゃんたちそこそこリッチな息子夫婦と一緒に生活してるので
生活に困ることは全くなし。
逆につらい時代を生きてきた年代なだけに
今のモノにあふれた中国に戸惑いを感じているかも・・・。




自分でゴミ箱を回っては廃品を集めるのを仕事にしてる人も多い。




うちはこうやって貯めておいて(ビール多いね
私が帰国中にうちの世話をしてくれる家政婦さんにあげると
いつもすごく喜んでくれてます。



日本で回収されたペットボトルは以前はほとんど中国に輸出してたけど
今では全くその必要がなくなったっていうのも理解できる・・
ペットボトルは再生されて、例えば糸などにして
衣類や布団などになったりするそうで
ビックリするような安い製品が日本でも売られるというわけです。
本当にこの国は環境についてどこまで考えてるのか!!って時々腹たつけど
廃品の回収率は(お金のためだけど・・)かなりいいようです。



2011年07月17日 (Sun)
9級の試験曲は、指定曲紅梅随想曲ともう1曲自選曲を自分で選びます。
本来テクニック的には難しくなく、なぜこの曲が9級の中に??
と不思議に思った江河水を迷いなく選曲したわけですが・・・・。

江河水  
もともと声楽曲ですでに元か明の時代にすでにあったと言われ、
昆劇や京劇の中でも歌われてきました。
その後笙管、双管、そして二胡曲へと編曲されました。
二胡奏者・愛好家の間ではあまりにも有名な曲です。
趙先生の曲集の中に解説としても載っていますが、
小沢征爾さんが閔惠芬さんの演奏を聴いて哀切を極め
胸を突き破る曲と慟哭したことで日本でもすっかり有名になりました。



この曲の伝説は、ある新婚間もない夫婦が幸せに暮らしていたところに、
夫がとつぜん労役を命じられます。
現地に赴いたまま何年も帰らず、妻が意を決して気の遠くなるような遠い場所に
夫を探しに行く途中で、夫の仲間に会いその死を知らされ
かつて夫を見送った河辺で滔々と流れる河に向かい、
夫との幸せだった生活を思い出し号泣し社会への怒りに震える・・・というものです。


中国の万里の長城、兵馬俑・・数多くの私たちが感動させられる歴史的建造物は
こうした多くの犠牲があったからこそ・・・
「項羽と劉邦」では劉邦が長城の労役を命じられるのに、
期限までに着くことができず、遅刻は処刑されるので
姿をくらましたというくだりから始まった気がしますが
その頃から想像を絶するほど過酷なものだったのでしょう。

技術的にはなんということもない曲ですが、その悲しみや怒りを表現するのは
恐ろしく難しいということを思い知らされ
いつもレッスンで趙先生が弾いてくれる江河水を聴いては感動し、
この曲を自分のものにするには、まだまだほど遠いと痛感するのでした。


                      


私がこの曲を弾く時には彼らのことをつい考えてしまうのです。



これはうちの部屋から見えるとなりの工事現場・・
5つ星のホテル建築中の光景。
炎天下の中黄色いヘルメットを被った人たちが
百人以上は動いているのが分かります。
北京中どこでも見られる光景です。



朝5時にはもうすでに仕事は始まっています。

彼らは「農民工」(農村から都市に出て働く臨時就労者)といわれ
2010年の農民工総数は2億4200万人、
そのうち年齢が16歳から30歳までの新世代農民工は約1億人。
中国の経済発展を陰で支えるなくてはならない存在です。



彼らの住居は一昔前に比べかなり改善はされたのでしょうが
この中でゆっくり体を休めることができるのでしょうか。

朝5時過ぎに農民工目当てに朝ご飯を売りに来るおばさん・・・
彼女もまた出稼ぎに出てきた一人。



大きい餃子を油で揚げたようなものは一個5角(6~7円)。
多分簡単なぶっかけご飯は出るんだろうけど、それじゃ足りないんだろうな・・・
この値段じゃどんな材料を使っていることやら・・・
夜は夜でまた晩御飯を売りにやってきます。



燃料は練炭。



彼らが汗水たらして建てた場所で
中国の大金持ちが湯水のようにお金を使う。
時代は変わってもこれじゃあんまり変わってないような気がする・・・
日本の原発にも通じるところがある気がします。


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