二胡界の新風

２月、３月と２回も風邪から体調を崩し、回復に時間がかかってしまいました。
健康体であるはずなのに・・・やはり汚染空気の影響としか思えませんね
でも冬の暖房もなくなり、石炭をたかなくなったせいか、
このところ少し青空が見えることも多くなってきました。

今週、新街口の二胡の先生が、
私がしばらく伏せっていてレッスンに行けなかったため、
蘇州科韻二胡に注文していた二泉二胡ができたと
わざわざ持って来てくれました
この先生は私の息子と同年代なので
先生と生徒を超えて北京の母？のようなつもりで接していたら・・・・
なんと彼のお母さんは44歳というではありませんか・・・ヾ(;´▽｀A``アセアセ

ま、それはいいとして・・・
科韻二胡はその彼と同郷で親戚になる
李玉貴氏という二胡製作師が作っているのですが・・
鄧建棟他有名演奏家も絶賛する若干三十そこそこの新鋭製作家ですが、
(㊟私は科韻のまわし者ではありませんヾ(＠°▽°＠)ﾉ
たまたま上海楽器店でもお会いしたのでご縁があったのでしょう？！
それで帰国前にほしかった二泉二胡を、ここに注文してみたというわけです。）
二胡の音色にも大きな特徴があるのですが
他にも斬新なところがたくさんあるのでご紹介します。


こちらがその特注明清旧料二泉二胡


オリジナル滑り止めは最初からつけられています。


音の余韻を残し、音をまろやかにすると言われる伝統的な花窓も・・・・
このようにロゴ入り


こんなところに刻印(@_@)しかもアルファベットのロゴ(＠_＠;)


弓も弦も滑り止めも音垫(控制綿、イタリア製カシミアを使用）も・・・
駒もすべてがオリジナル。


駒や微調整などが入ったケースもオリジナル。

そしてその二胡の音色の特徴とは・・・
彼の研究の結果、特別な技術で蛇皮を加工、張っているので
一般二胡がその二胡の持つ独特の音色が出るまでに
時間がかかるのが(１年以上・・・）
すぐにいい音が出、かつ寿命が長い、透明感のある純な音色、安定した音・・・など。
科韻の科・・・とはそういう新しい技術を意味しています。


この説明書やＨＰでもその音色の特徴を謳っておりますが、
それは本当かどうか、これから試します
最近はこういう説明書も１本に１枚のみと決まっており、
二胡の証明書となるようです。
というのもかなり著名作家の偽物が出回っているということで・・・・
(偽物文化の国なので、二胡の偽物があるのは当然とも言えます）

とにかくこの二胡が一般受けするかどうかはわかりませんが
これまでのダサいイメージの二胡を脱する
私としては二胡界の新風と期待しています。

蘇州科韻