· 北京筆記本 散策北京 忍者ブログ
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北京から帰ってきましたが、がんばって細々と続けます。 よろしくお願いいたします。
2024年11月22日 (Fri)
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2011年10月14日 (Fri)
ここのところどんよりした天気が続いていた北京ですが
朝の雨から一転・・・昼前には爽やかな秋晴れとなった昨日・・。
友達と北海公園に行ってきました。



清・乾隆帝時代を偲ばせる建造物が多いことで知られますが、
遼・金・元・明・清代を通じ皇室の御苑「皇家園林」として発展した
歴史ある公園です。

私たちの目的はいい空気を吸いながら散歩することですが
何より歴史ある公園には樹齢何百年という大木がたくさんあって
その木からいい気をもらって健康になること(都合よすぎ!?)。
朝の雨で汚い空気が一掃、
深呼吸するだけで体にパワーが充満される木がします。



中国三大九龍壁のうち、最も大規模で古い歴史を持つのがこの九龍壁。
(あとの二つは故宮と大同)
すべて瑠璃煉瓦を使用して造られています。
龍好きの私にはたまらないです







こんな木のアーチの下を歩いていると
すごく懐かしい気持ちになって、体がいやされていることを実感できます。
おいしいものや体にいいものを食べることもいいのだけれど
こうやって自然のものからもらう気・・って究極のごちそうかなと
思えるようになったのは、やっぱり歳のせいかな・・・

今は北京の一番いい季節、長く寒い冬はそこまで来ています。
今のうちにあししげく公園に通いたいと思います



国慶節のド派手なお祝いの飾り・・まだそのまま残ってました。
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2011年07月15日 (Fri)
北京のもう一つの蓮の名所紫竹院へ・・・




元時代の水利工事のとき紫竹院の池を水量調節の場として使ったそうです。
慈禧太后(西太后)が水路によって頤和園にしばしば赴いたことは有名ですが、
ちょうど中間地点に当たるこの公園で休憩をとったということ。
約3分の1が水面、3つの湖と2つの島があり、
都会の中の市民のオアシス・・・公園の中にいると
空気の悪い北京にいるとは思えない安らぎを味わえます。

なはずなのに・・正門から入ると・・・・(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」
  

社交ダンス同好会??の練習会だったみたい
北京の中高年・・やっぱりパワフル
と思いきやとつぜん友達も踊りだしちゃったよー
確かに阿波踊りとおんなじで、北京では見てる人は阿呆・・という感覚。
踊らないと損??ということで見よう見まねでステップやってみると
これ社交ダンスのステップと違って、
年寄りむきに簡単なステップにしてるみたい。私にもできました~(笑)
それにしても皆さん第2の青春を謳歌してますね



          

       

船に乗って20分間・・しばし蓮の花めぐりの至福のひととき
船頭のおじさんは写真を撮っていると
オールを漕ぐ手を止めてくれるという気の使いぶり・・・
それにしては帰って見てみると全然うまく撮れてない写真ばっかり
でもしっかり目に焼き付けたから・・・・・

 

入場料は無料、ボートは10元
2011年07月08日 (Fri)
        

今日はお弁当を持って円明園へ・・・・。
望京からはバス一本で行けて便利な円明園・・・・。
毎年7月~8月は蓮祭り をやっていて今年で16回目、
それに加えて今年は「多彩中華」提灯祭りも同時に開催されており、
「中国共産党建党90周年の記念と中国56民族の大団結の謳歌」が
イベントのテーマということ。
本音は静かに蓮だけみたいんだけど、ド派手な提灯があちこちに・・・ま、いいか

最高気温33度とはいえ風があった今日は
木陰は涼しくてほんとうにここちよかったです
蓮を見ながらお弁当を食べてコーヒーを飲んでいると
ずーっとこうしていたいというこの上なく幸せな気分に・・・・
やっぱり蓮って高貴な不思議な花ですね。
そういえばこのブログにも蓮の壁紙やイラストを使わせていただいてました

                          


ここには400種類の蓮があると言われており
広大な敷地の中にすでに満開のところ・・・これからのところ・・・
期間中いつ来ても何度でも楽しめそうです。
写真愛好家の方たちの姿も数多くみられました。


     

     

     

        

     

     
     
                        


     公園の外に出るとたちまち浮世に引き戻された感じ・・・。

      

     哈密瓜(ハミメロン)、ヤシの実・・・
     庶民ののどを潤す屋台に積まれた夏の果物があそこにもここにも・・・

      


           
2011年05月24日 (Tue)
ちょっと気になっていた胡同百花深処(百花の奥底)
レッスンの帰り、新街口に用事があったのでぶらぶらと探してみました。

  

護国寺の北・・・新街口大街から東に続く胡同・・・。

「北京の胡同に入らなくては、北京のことを理解できない」という言い方があります。胡同は十三世紀にフビライが元の都を北京に置いた時に出てきたものです。胡同は当時のモンゴル語で「井戸」、「横道」「テントとテントの間の通路」など、いくつかの説がありますが、「井戸」が一般的のようです。というのは、北京最初の都市づくりは井戸の位置によって決められたものです。それぞれの胡同には一つ井戸があるように配置されました。

もともと百花深処という名前ではなかったこの胡同・・・
明の時代に引っ越してきたある夫婦が野菜や花の栽培をしていて、
春になると色々な花が咲いてすっかり有名になり
百花深処と呼ばれるようになったそうです。

  

  

  

その趣のある名前から、北京の町と人々をこよなく愛した
老舎(ろうしゃ 中華民国、中華人民共和国の小説家、劇作家)の
文章の中に出てきたり、顧城(こ・じょう 詩人)の詩にも
歌われていると言います。

        

そして歌にもなっていたんです。

One Night In 北京   詞・陳昇/劉佳慧 曲・陳昇

 北京での一夜 多くの思いを残した
 愛そうが愛すまいが 全ては歴史の塵となる
 北京での一夜 多くの思いを残した
 夜更けに道を尋ねない方がいい 百花深処に迷い込むかもしれないから

 (百花深処には老婦人が住んでいて 刺繍の靴を縫っているという
 穏やかな表情の老婦人は 戦に行ったあの人を今も待ち続けている)
 
 北京での一夜 深酒はよした方がいい
 地安門の外を通って心を動かさないものはいないのだから
 北京での一夜 多くの思いを残した
 杯を掲げ高らかに歌う男は北方の狼族
 北方の狼族は寒風が吹くと街の門の外に現れるのだという 錆びついた鎧を着て
 門の外で呼び声を上げている 目には涙を浮かべて

 ああ 千年も待ったのに 門はなぜ開かないのか
 (ああ 千年も待ったのに なぜあの人は戻ってこないの)

 北京での一夜 多くの思いを残した
 夜更けに道を尋ねない方がいい 傷ついた魂を呼び醒ましてしまうから
 北京での一夜 多くの思いを残した
 夜更けに道を尋ねない方がいい 地安門に行き着いてしまうといけないから
 
 (もう聞きたくない あなたはどこにいるのか
 もう考えたくない あなたは戻ってこられるのか
 あなたの心 あなたの顔 心の中に留めて
 手放さずに済むなら手放したくない)


信楽団が歌う北京一夜 
オリジナル陳昇の歌う北京一夜

こんな伝説があると言います。昔、この胡同に若い夫婦が平凡で幸せな日々を過ごしていました。ある日、夫は政府に連行され、軍隊に入隊させられました。数年待っても、夫はずっと帰ってきませんでした。妻は毎日、地安門(北京の地名)で夫の帰りを待ちました。来る日も来る日も、来る年も来る年も、ずっと待ちました。娘から中年へ、中年から老婆へ、やがて死を迎え肉体を失い魂へと姿を変え、……ずっと待っています。

ドラマ百花深処も昨年放映されたそうで
その主人公はあの蒼窮の昴春児役の余少群(ユィ・シャオチュン)
というからこれまた驚きです。
彼の出世作梅蘭芳(中国だけでなく、世界をも魅了した伝説の京劇女形)の故居もまたこのすぐそばというのも因縁を感じます。

いまも人が生活する普通の胡同百花深処ですが、
歩いているとふとこの歌の歌詞が頭をよぎり
胸がきゅっと締め付けられるような気持ちになってしまいました。

   
2011年05月19日 (Thu)
今週は韓国朋友と鼓楼、鐘楼、前海、後海辺りを散策しました。

彼女は5年前ご主人を釜山に残し、3人の子どもの教育のため北京へ・・・。
(語学熱のすごい韓国では逆単身赴任状態は普通によくある話・・・) 
そして今はなんとすでに韓国に帰った友達の子どもや
知り合いの子ども3人も預かり、
ひとりで計6人の子どもの面倒を見てるという、パワフルなお方

             


彼女が上ったことがないと言うので、鼓楼、鐘楼に久しぶりに上ってみました。

         

鼓楼は北京市中心部・・・故宮の南に位置する建物。
約100メートル北にある鐘楼とともに「暮鼓晨鐘」と言われ、
1924年まで鼓楼の太鼓が夜、鐘楼の鐘が朝の訪れを告げた。

       
             急な長い階段を上って上まで行くと・・・    
          
       太鼓のパファーマンス古の北京に思いを馳せます。
    


              

       
胡同めぐりの三輪車・・・乗るつもりは全くなかったんだけど
この日は観光客が少なくて、商売あがったり状態だったらしく
本来1人180元(2300円くらい)を1人70元(900円ほど)まで
まけてくれるって言うからついつい乗っちゃいました~
「胡同」は北京特有の歴史ある路地、横丁のこと。胡同は非常に多く、数千本あるとも言われ、故宮周辺を取り囲んでいます。大半が元、明、清の3王朝の時代に形成されました。                  

               

     
       北京の伝統的家屋建築、四合院(ここは観光用)
     

この辺は北京の中でも特に昔の情緒が残るところですが
それゆえに外国人観光客の注目を集めここ数年かなりの変貌を遂げています。

      四合院を生かした素敵なカフェやレストランがたくさんできていますが
     
           
       胡同ではあちこちが工事中で・・・(ちょうどお昼の食事中)
     
       昼過ぎには昼寝する人だらけ・・
     
       胡同に洗濯干すのはいいとしても、お・・おパンツは・・・
     
      あーこんなに並んでるとここのマントウ欲しくなっちゃうよー
     
      こっちはケーキ屋さんに行列・・・・
     
      懐かしい飴細工も人気です写真撮るなら買え!って怒られた
     
      前海の湖畔にはマージャンするおじいちゃん方でおおにぎわい・・・
     
     
      素敵なカフェで休憩・・・
      でもそこのトイレは「のみ・・禁止」って・・・
      トイレ事情の悪かった昔は、こういう張り紙よく見たものだけど・・・
     


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